よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と病気と狭まり

 

ご飯は、美味しい

紅茶とパンは中でも最高だ

 

睡眠は、まあ効率悪いながらも

しっかり取れている

 

どちらかというと、過眠

 

それに伴って母親の機嫌が悪くなっているのが、よくわかる

 

なんとなく体がだるくて

なんとなくやる気がおきなくて

なんとなく、いつも眠くて。

 

1日の大半を部屋で過ごしている

 

勉強は楽しい

自分のペースで好きな時間にする勉強は好きだ

 

わからない

心が体に追いつかないだけでなく

体が心に追いつかない

 

当たり前だな

2つとも違うところを目指して走ってる

 

なりたい自分にならないのは

どうしてこんなにも苦しい

 

私が私を愛せないのは

私が私を許せないのは

どうしてこんなにも感傷的になる

 

彼女が送ってくれたメールとか

彼が一年も前の私の写真をあげつづけていることとか

母親が大きな音を立てて閉めた扉とか

 

いちいち私の心をかき乱す

一寸の狂いもなく、嫌なところをえぐってくる

 

アイスティーに浮いた小さな氷を

ストローでかきまわす

 

夕日を見てはシャッターを切りたくなる

手元に、カメラはない

 

自分のことばかりで

人にあげる愛もない

 

外れた自転車のチェーン

錆びた夢の軋む音

昨晩みた、恐ろしい悪夢

 

死んで欲しいと言われ

水中に頭を無理やり沈められる

苦しかったが、悲しくはなかった

 

どこにいても落ち着かない

 

最後に電車に乗ったのはいつだろう

自分で自分の世界を狭めていたのは誰だろう

 

どこへでもいけるということを

忘れていたのは誰だろう

 

走りだす子供の手を引く親の大きな手

花屋の求人募集のポスター

ビルの隙間から溢れる西日

風にゆれる植木鉢

コップについた結露

スーツ姿の彼の綺麗な革靴

丁寧にしまわれた紙ナプキン

 

そこにいるだけで降ってくる幸福が

たまらなく好きだった

いつからかそれさえ、感じていなかった

 

働く回数を減らし

シャッターを切る回数を減らし

通信生になり勉強する時間を設けるということ

 

それは、世界を狭くしてしまう一歩

 

通信を始めたという大きな一歩に惑わされて

それ以外のところではこんなにも脆い

 

こんなんじゃダメだ

 

うまくいかないから心と体を仲直りさせよう

 

心と体はいつもひとつ

 

体が悪くなれば心も悪く

心が悪くなれば、体に影響がでる

 

2つが別を向いていれば、引きちぎれるから

 

一年前の春から

私は変わった

私は変わった

私は、変わったよ

 

慣れないことをしているのはわかっている

初めてのことをしているのもわかっている

 

気をつけることはひとつ

世界を自分で、狭めないこと

 

それだけ、それだけ

 

それだけだよ

 

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photo by maeka

 

 

私と病気とカミングアウト

 

いつからかずっと、

誰かに背中を見られているようだった

 

その視線はどんな私も受け入れてくれるような

寛大さと

 

死ぬこと、諦めることだけは許さないという

一寸の辛辣さをはらんでいた

 

弱さを、カミングアウトするということは

その一瞬の労力だけでなく

永続的に続く疲労が伴うということ

 

「お布団と社会の間から」

 

私の目指した場所は

弱さも強さも心の奥底から吐き出すことが必要で

それとともに諦めることは許されない場所だつた

 

弱さをさらけ出すことは

周りを鼓舞する力だった

 

だけどみんな「心がポッキリ」は望んでいなかった

「私は負け組でした」そう認めることを

心から恐れていた

 

それは、自分を投影していた自己にも重なることだからだ

 

私にも、そんな人がいた

その勇ましい姿に私は自己を投影し

光を見出していた

 

結果としてその人は「心がポッキリ」

いなくなってしまった。

 

「がーん」

そんな効果音がまさにぴったりだった

 

そんな視線の重圧をいつからか私は感じていて

先日「もう無理だ」と何度も呟いてしまっていた

 

痛みも苦しさもしんどさも

もはやわからなかった

ただただ光なんてどこにもなくて

 

乗り換えようと思っても超えられない壁が

ひたすら目の前に立ちふさがってしまった

 

何をしても、現状は変わらなかった

 

こうして私から血と涙が出るということは
限界を、超えたということ

私たちは教えられてきた
「限界を超えると死んでしまう」と

だから限界は、超えてはいけない
血を流しているのを見るのはこっちだって辛い

限界は目指しても、超えてはいけない
限界を超えた瞬間に
打ち砕かれ、ぼろり崩れ落ちてしまうからだ

でも、本当に、そうなのだろうか
私が変えようとしているこの限界の先は

死なのだろうか


非現実的な話はしたくなどないけれど
お話の多くは掲げている
「限界を超えてゆけ」と

限界を超え
強く、高く、早く

「限界を越えれば、強くなれる」

一概には、言えないのではないか
決めつけてはいけないのではないか

誰かは言う
「限界を超えたその先は、死である」

そんな周りの幻想に惑わされ
戦うことを放棄しては
いつまでも弱虫のままではないだろうか

誰かは言う
「限界を越えれば、強くなれる」

もちろんそんな周りの圧迫感に飲まれ
流す血ももはや一滴もないのに戦い続ければ
本当の終わりが来てしまう


私は限界を超え死んでしまった人を見たし
それでも私は、限界を超え強くなれることを

今だって信じていたい

決して、
弱いものが限界を越え死ぬのではない

見極めるんだ

その限界の先にあるものを
ぶつかり血を流す前に、見極めるんだ

超えた先に、強さがあるのか
超えた先に、死があるのか
または
死に似たものがあるのか

それができたなら
たとえ自分が限界に出会い、打ちのめさされそうになって
まわりに「お前にはできないよ」って
同情の目で見られた時だって

「私にはできる」と
睨みつけることができるんじゃないかと思う

この前は超えられない限界であったけれど
これは超えられる限界だと、自分でわかっていれば

周りから見たら根拠なく見える自信だって
自分の中では確信なのだ

一度限界を超え
死にかけたなら、できるはずだ

超えられる限界と超えられない限界の見極めが

 

最下点への、3度目の落下

わかったことはひとつ

 

空白の日は、これで何日目だろうか

そんな事は、数えなくていいのだ

 

一体いつから私はこんな日々なのか

2.3日のことに感じる

それでも現実は1週間も、2週間も進んでたりする

 

それは自分の時間と周りの時間が

あっていない証拠

 

その時は無理に周りの時間に自分の時間を押し込めようとしなくていい

少しずつ取り戻すのが、一番の近道だ

 

少しずつ

寝る時間を整えていけばいい

15分ずつ、30分ずつ、ずらしていけばいい

 

少しずつ、食欲を回復していけばいい

何もたべなくても平気な日々から

少しずつお腹が空くように体を整える

 

少しずつ、体力を取り戻せばいい

好きなスポーツをほんの少したしなめばいい

ほんの数メートル、散歩に行けばいい

 

時間の流れが合わなくなった時

1番大切なのは「快適な習慣を守ること」

 

自分にとって最大限に快適な習慣をつくり

それを大切に守っていくこと

 

この空白の期間こそ

目には見えないけれど間違いなく

最下点から最上点への曲線の真ん中

 

直線じゃなくていい

斜度は急じゃなくていい

 

波打ちながらゆっくり揉まれながら

登っていくのが、1番自分らしい

 

 

いつか

いつかもしも私が「心がポッキリ」

そうなってしまった時

どうかその姿からさえも光を見出してもらえるように

 

精一杯爪痕たてて、私は生きていたい

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photo by awai yuri

 

わたしと病気と春

 

 

桜を見ても心ふるわない

 

美しい言葉など一寸もでてこない

 

咲き誇るピンクを見ては、心が苦しくなり

じわり涙が、こみ上げる

 

花びらは風に吹かれ

瞬く間に空に舞い上がり

ゆらりふわり、地に堕ちる

 

うまく、笑えない

 

桜を見つめ自転車を漕ぐ人も

手を繋ぎ桜を眺め歩く老夫婦も

みんなどこか、幸せそうで

 

多分私が今ここいらで一番

悲しい顔をしているのではないか

 

春など、こなければいい

 

昔誰かが「日常」は誰しも平等に

持っている

 

 

と言っていたけれど

 

平等なものなど、ないと思っていた

 

だけど今の私に

季節だけは、どこまでも無慈悲に平等であった

 

望もうと望まないとも

春はくる

 

春というのは不思議な季節で

幸福の匂いがそこら中に満ち満ちている気がする

 

昔の出会いや別れを、思い出しているわけではないのにどうしてこんなにも

胸が熱くなる

 

今の私に

春は少し、朗らかすぎた

 

誰がこんな春を予想しただろうか

誰がこんな春を望んだだろうか

 

どうして道行く人はみな、

幸福の香りがするのだろうか

 

どこからともなく転がり込んできた

一枚の桜の花びらは

いったい私に何を運んでくるというのだろうか

 

 

 

グレーのジャンパーを着た中年の男性が

公園の小さな球場のベンチに座っている

 

手元には缶のビールが置いてあり

顔はやつれ、もうすでにほんのり赤い

父親」のようなトートバッグは

少しくたびれていた。

 

球場では、低学年くらいの子供たちが

半袖にキャップをかぶりピッチングの練習をしている

 

誰かの父親だろうか

でも保護者はみな、一階のベンチ席で

愛しい我が子の様子を目を柔らかくしながら見つめている

 

彼はうつむき気味に酒をすする

 

彼を見て私は、

春が彼みたいな人ならいいのにと思った

 

カンッと打たれた野球のボールは

軟式ボールだろうか

春の追い風に負けファールの方は吸い込まれてゆく

 

それからほどなくして

試合の途中で春のような彼は

くたびれたトートバックをもちあげ

のらりくらり立ち上がり

背中を少し丸めたまま球場の階段を降りて行ってしまった

 

球場の子供達は

きっとこの後、泥だらけになった体を

温かいお風呂で丁寧に洗い落とし

 

母親の作った美味しいご飯を食べ

試合のハイライトを自慢げに話し

すごいねと褒められるのだろうか

 

そうしてふわふわの布団に

するり入り込み

眠りにつくのだろうか

 

あの彼は、どうなのだろうか

あの春みたいな彼は

 

丸めた背中が、わたしの目の奥でやけに印象的に残っていた

 

ひゅっと吹いた風が、思った以上に冷たく

フレアのスカートからのぞいている

貧相な私の足首は鳥肌を立てていた

 

帰ろう

 

私は立ち上がり

手元にあったカゴのトートを持ち

少し背中を曲げながら階段を降りる

 

球場ではまだ、子供たちが野球に夢中になっていた

 

春はもう少しだけ先なのかもしれない

 

私と病気とどん底

 

多分、どん底にいた

 

 

大事なものを奪われ

体は悲鳴をあげ

全神経が、砕け散るような

 

久しぶりに、あの感覚だった

 

体がどんどん黒くどろっとしたものに飲まれ

目を閉じれば涙が溢れた

 

光だと信じて手を伸ばしたものは

一瞬で消える

 

 

「なにもない」

 

 

誰の言葉も届かない

LINEもDMも見ても心に届かない

 

拭いきれない悲しみと

受け続けるしかない痛みを

耐え続けるしかなくて

 

そうしてもうだめだと、

体が倒れたまま、動かなくなる。

 

動かなくなった、その先は、

 

 

 

恐れていたことだった。

 

抜けたはずのトンネルが

超えたはずの壁が

這い上がったはずの深い穴が

 

また目の前に、立ちはだかった

 

「波」

 

人の人生は波の中にある

日々、時々、小さな波は常にある

しかし今を例えるなら、大きな波

人生の起点にもなるほどの大波が来てしまった

  

長い年月かけながら

血汗流しながら

ようやく、やっと超えたマイナスの波が

 

プラスになった瞬間

急激に、落ちる

 

落ちる

 

やっとの思いで奪い返した 

日常を

普通を

当たり前を

 

根こそぎ、奪われ返される

  

絶望、だと思う

  

ああ、もう立てない

ああ、もう頑張れない

 

もう

 

もう、どうでもいいか

 

 

ごめんなさい

私はあの時一瞬でも、諦めた

 

救いたいと言ったあの言葉さえも

私は、諦めた

 

抜けても抜けきれないそのトンネルに

 

超えても立ちはだかるその壁に

 

這い上がっても突き落とされる、その穴に

 

 

私は、負けた。

 

 

 

正直

プラスの波の上にいた時

私は、言葉を紡ぐのが怖かった

 

「お前に何がわかるんだ」と

言われてしまうのが、怖かった。

 

でもマイナスに落ちた今

そんな恐怖は消え去った

それはきっと、ここが最終地点だから

 

最終地点にいること

 

それは何を嘆いても、

それを誰も否定できないということ

 

自分の痛みは、

自分しか分かってあげれないのだから

 

あなたが「違う」と言えば、

それは「違う」のだから

 

そしてここは最終地点

もう失くすものなど、なにもない

 

後にあるのは「死」だけだ

 

それなら、

死ぬまで食らいついてやろうじゃないか

  

人は

落ちた後が、一番強いよ

 

 

それなら後はまた

休んで、休んで

引きこもって、引きこもって

体の不調に耐えて、耐えて

 

その間に来る

壮絶な自己嫌悪も

果てしない軽蔑の目も

全部、全部飲み込んで

 

そして見つけた一瞬の可能性の細い糸を

掴んで、離さないで

 

たぐり寄せる

 

 

大丈夫

落ち方だって数をこなせば

痛みは少しずつ、減って来る

 

 

私がこれから先目指す場所には

プラスとマイナス、両方ともいるんだよ

 

マイナスだけでは「敗者」のままで

プラスだけでは「勝者」のままだ

 

どちらの気持ちも、忘れちゃいけない

 

だから私は一生この波の中で生きていく

 

どん底だって

あの途方も無い痛みだって何度だって、

耐えてみせよう

 

「お布団と社会の間から」

 

それが私の目指す場所だから

 

 

夜を越し朝を迎えたものだけが見る

景色がある

 

頬に無数の涙後

枯れ果てた涙をはらむ赤い瞳に

 

部屋を包み込むような藍の青

カラカラなのは涙、声、心

 

ただ遠く、遠くを見つめる

絶望の淵

 

そんな朝を

今日いったい、何人の子が迎えた

 

何人の子が、命を絶った

 

 

「救いたい」

 

そんな単純な気持ちじゃ、だめですか

 

そんな浅はかな考えじゃ、だめですか

 

そんなバカみたいな夢は、だめですか

 

それでも

私を必要としてくれた人がいる限り私は

 

私を信じ続けていたいんです

 

1分でも、1秒でも

1gでも、1度でも

1mmでも、1人でも

 

生きやすい世界を

 

私は作りたい

 

だから私は、この道を進みます

 

 

どうか、忘れないで

私をここまで生かしたのは

「心が軽くなりました」と

「泣いてしまいました」と

「救われました」と言ってくれた

あなたの言葉、あなたそのものだということ

 

人は生きているだけで

誰かの光になることができる

 

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私と病気と退職と煙

 

 

私は私の言葉を押し殺さない

 

 

12月から働いていた写真カフェの職場を、

辞めることになりました。

 

「たかがバイトがバイト先を辞めただけ」

の話ですが

少なくとも私にとっては、大きな変化だった。

 

 

辞める原因は「タバコの煙」でした。

 

 

お店の換気状態の悪さが大きく

タバコが一切ダメなわけではない私でも

相当に食らうほど、お店は煙が満ち満ちていました。

 

タバコにより

先日二度目の大きな体調を崩したことで

真剣にお店側と相談したところ

 

「打つ手なし」という結果

 

お店を辞めざるを得ない状態に至りました。

 

 

 

辞めたくなかったです、本当に。

 

 

あのお店で出会えた人や得た物が

本当にたくさんたくさんありました。

 

 

最高の職場でした。

 

 

大好きな写真に囲まれて

ばかなくらい写真にお熱な人と笑いあって

 

大好きな、場所でした。

 

 

 

「私の望まない退職」

 

それがただただ、辛いです。

 

だけど体は確実に蝕まれて

これ以上は無理だと悲鳴を上げている

 

体を壊しては、元も子もない。

せっかくここまで這い上がってきたのだから。

 

 

それ以降

目がおかしい状態が続いています。

 

最初は煙にやられて

目がなんだかおかしくなっただけだったけれど

 

今はそれに加え精神的ショックで

色覚がなんだかおかしいです

 

 

写真が、できないのです。

 

 

撮ることはおろか、レタッチも一向に進まない

 

大好きなものさえ奪われ

無気力な状態が、続いています。

 

 

 

ああ私は、タバコに負けたのか

 

 

タバコに、奪われたのか

 

 

喫煙する人が悪いとか

そんな事は1ミリも思ってない

 

ただただ、タバコが憎いのです。

 

 

 

タバコと病気は、すごく似ている

 

 

私が望んだわけでないのに

勝手に害を振りまき

私から大事なものを奪う

 

病気をやっと克服してきたのに、

 

次はタバコですか?

 

 

 

私がどんな思いで今の職場で働いてたと思う

 

私がどれだけ写真を大切にしていたと思う

 

それをどうして

 

どうしてタバコに奪われなければ

いけないのですか

 

 

悔しさや環境の変化に耐えられず

発作が続き

浅い息をしながら、日々を過ごしています

 

 

おかしいなあ、ついこの前まで

あんなに楽しかったはずなのに。

 

 

 

タバコが憎い

 

病気と同じほどに、タバコが憎い

 

 

子供の前では健康に悪いからと

吸わない大人がいるならば

私は一生子供のままでいいよ

 

 

タバコの黒い煙に

肺だけでなく

心まで真っ黒にされてしまったようだ

 

こんな憎しみに染まった自分さえも

気持ち悪くて仕方ない

 

おかしい目も、消えない匂いも、失った職場も

 

ああなんだか、言葉にならない

 

 

本当にあの時と一緒だ

 

病気に職も大切な物や人も

全部奪われたあの時と同じように

 

タバコに奪われた事で

心がつまって苦しくて

当時と同じ状態まで、落ちてしまっている

 

 

やっと光が見えたのに

やっとあと少しだと思ったのに

 

 

写真もできない

息もままならない

 

 

 

あぁ心から、タバコが憎い

 

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私と病気と休学したこと

3月31日

雨の日

 

桜がぽこぽこと小ぶりな花を震わせ始めた

 

雨にふるる桜を見て

去年の今頃、私はどんな気持ちで桜を見ていただろうとふと思った

 

あまり記憶がなくて

当時の記事を漁ってみる

 

私と病気と面接 - よこと病気と○○と

 

私と病気と夢 - よこと病気と○○と

 

ああ、そうか

初めて「休学」を決心したのがちょうど1年前だ

 

周りとどんどん差ができていくことに怯え

それでも覚悟を決め、選んだ「休学」の道

 

結論から言えば

休学をした半年間

 

私は特別なにかを勉強することはしなかった

 

休学を決めた時

やったー!学校行かなくていい!ラッキー!

なんて感情はもちろん1ミリもなかったし

 

ただただ、体が限界で

どんなに世間に反発しようとしても

もう、ダメだった

 

22万

 

半年間休学をするのに必要な金額を

今もしっかり覚えている

 

大学生 休学

でweb検索をかければ

 

ベンチャーへの道!

バックパッカーで世界が変わった!

英語を半年間全力で学ぼう!

 

そんな

意識高い系キラキラブログばかり、ばかり、ばかり!!!!!!!

 

くそくらえと思った!

 

 

と、思いながらも....

正直、私は焦った

 

無意味に高校の世界史のノートを引っ張り出し

無意味に英語を学んで見た

 

半年という期間に

寝て、食べて、写真を撮って

そんなだけの生活は勿体無いと思ったし

許されないと思った

 

どうせ休むならなにか、なにかしなければ

この時間を有効に使わなければ

そんな概念に囚われていた

 

今思えば、それも普通にすがりつこうとしていたのだと思う。

 

実際は、一切勉強には手がつかなかった

 

できなかったのた

 

できない自分は甘えだと意思が弱いと

私が私を責め立てた

そんな葛藤に苛まれながらも

半年間

とくに何かの勉強をすることなく過ごした

 

 

今言えることは

 

それでよかったのだということ

 

 

なにかを勉強する必要なんてなにもない

どうせやっても身に付かないし

あなたはきっとそれどころじゃないのだから

 

 

ただ、生きていた

 

それだけで私はこんなにも多くのことを学んだ

 

「生きることの尊さ」などという

道徳の授業や教科書なんかでは到底

学べないことを、身を以て学んだ

 

ただ、生きれたら

ただ、きちんと目の前のことと向き合って生きれたら

本当はそれで充分なのだ

 

どんなことも決して無駄にはならない

 

過ごした全てで、あなたになる

 

そうやって出来上がった今の私が

私は好きでたまらないもの

 

いいんだよ

1日寝ていても

 

いいんだよ

携帯の画面にかじりついていても

 

いいんだよ

引きこもっていても

 

いいんだよ

好きなこと、できそうなこと、

将来のためになんてならないように見えても

手を伸ばしていいんだよ

 

 

社会に居場所がない半年間は

正直辛いね、地獄だね

 

周りからの冷たい視線

 

甘え野郎

邪魔だ

社会のゴミ

 

痛い痛い言葉たち

 

今なにしてるの?

将来なにになりたいの?

 

無慈悲に突き刺さる言葉たち

 

 

風当たりは冷たいね

胸が引きちぎれそうだね

涙で溢れてもうなにもわからないね

光なんて見えないね

 

 

 

でもどうか、

こんなところで止まらないで

 

 

 

私は、働けるようになって一年が経ちます

 

まだたまに急な体調不良で

お休みしてしまうこともあるし

朝は弱くて寝坊しちゃうこともあるし

 

迷惑なんて、たくさんかけて生きてるよ

 

でもね

 

辞めないで欲しい

できればずっと働いて欲しい

君は戦力なんだから

 

そう、言われるまでになった

 

ただのゴミクズから

必要とされる存在にまでなれた

 

 

半年間、なにもしなくていい

 

だからその半年間で、優しい人になりなさい

 

誰よりも誰よりも

 

痛みも苦しみも辛さもしんどさも

噛み締めて

食いちぎって

爪突き立てて

全力で

 

受け止めなさい

 

誰にも負けないくらい

「痛みを知る人」になりなさい

 

「痛みを知る人」は

社会では「愛される人」になれる

 

だから

だからどうか

 

こんなところで、止まらないで

 

 

4月から新年度

 

私は通信という新しい世界で戦います

 

そうしていつか

長いトンネルでもがく人に

少しの綺麗な酸素と微かな明かりを灯せるように

 

たくさんたくさん勉強するよ

 

頑張るからさ

 

待っててね

見ててね

 

 

今日はこのへんで

 

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photo by takayanagi 

 

 

 

 

 

 

 

 

私と病気と通院のタイプ

 

病院に対する考えは

大きく分けて2種類あると思う

 

 

通院することを

「認めたくない」と思うタイプと

 

通院することで

「救われる」タイプ

 

私は後者の人間で

初めこそは抵抗の塊であったけれど

今となってはもう薬をもらいにいく場所で

大切な場所の1つになっています

 

初めて通院した時

カウンセラーさんの前で

 

「もう頑張れません、もう頑張れません。

もう普通には、できないんです」

 

そういってわんわん泣いたのをよく覚えていて

 

そこから体調悪い中通っていた時は

病院という密室空間も怖くて

待ち時間をずっと外の階段で過ごしていたり

トイレで呼吸を整えたり

最悪事情を話して待ち時間なしで通してもらったこともあった

 

そんな昔のことも病院に行くと思い出して

くすりとしてしまうほど

私はこの病院にこの薬に「救われた」人間で

 

つまり

「あなたは病気だよ」という診断に

救いを覚えたのです

 

普通にできなくていい

体がうまく動かなくてもいい

だってあなたは病気なんだから

 

それが当たり前なんだよ

 

そう認めてもらうことで

安らかになれました

 

 

しかしたまに前者に当てはまる

「認めたくない」と思う側の人がいます

 

認められない弱さ

と思われてしまうかもしれないが

私はどちらかというとそれは

「認めたら自我を保てなくなる」という方が

近いような気がします

 

それほどに、強い人間なのだと思う

我慢が、できてしまう人間なのだと思う

 

 

「通院しちゃえば、楽になれるよ?」

 

私たちがいくらそう言ってもきっと

彼らにとっては通院というレッテルが

重くてしょうがないのかもしれない

 

 

私が幸福だったのは

私が普通という線路から脱線することを

認めてくれる環境がそこにあったこと

 

普通に生きれないと泣き叫んだ時

 

生きててくれればなんだっていいよと

 

涙を流してくれた人がいたこと

 

 

病院に行けば

頑張ったなと、頭を撫でてくれた人がいたから

 

私の通院は

異常者のレッテルから

努力の証になることができた

 

前者がいいか、後者がいいかなんてないけれど

私はその強さ上に通院できずにいる人に

やっぱり少しでも楽になってほしいと思うのです

 

 

 

4月から

通信大学への進学が決まりました

 

3年次編入で

専攻は心理学、臨床発達コースです

 

何になりたいかなんて

明確な目標はないけれど

やっぱり関わりたかった

 

子供と病気の分野に関わっていたかった

 

私はとてもちっぽけで

誰かの光になることも

そんな幸福な環境をつくってあげることもできない

 

でも、そこで泣いてる君に聞こえるかな

そんな事考えては

心で叫びながら写真を切り、言葉を綴っている

 

 

普通でも普通じゃなくても

私はあなたの味方でいるし

 

さびしくてさびしくてからっぽで

どうしよもない時は

私があなたを必要とするから

 

戦っているあなたが

いつか好きなものでぎゅうぎゅうに包まれますように

 

1つ叶うなら

死ぬ前に

一瞬でいいから

光を見れますように

 

私はいま、その一瞬の中にいる

ここまで、これた人間なんだ

 

頑張ったあなたに、

その光の報いを受け取ってほしいです

 

 

この光の中にくるまでに

いろんな人が私の踏み台になってくれました

 

だから今度は、私の番です

自分のために私はもう立てないから

誰かのために私はたち続けます

 

 

光に目が眩んで

忘れないように

 

あの涙も傷も

 

私はここに書き留めます

 

お布団と社会の間にずっとい続けようと思います

 

布団にいる君には社会の情報を伝えてあげる

社会にいる君にはお布団を用意してあげる

 

どこにもいかないよ

輝かしい私になんてならないし

腐ってばかりの私にもならない

 

私の勝負する場所は

お布団と社会、ちょうど間のところ

 

 

新年度

通信制大学3年生

私の新しい挑戦のスタートです

 

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photo by asumi