よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と神様




ダンダンダンダン




あぁ、大変だ、神様がお怒りだ




ダンダンダンダン




ああ
どうしよう、どうしよう


怖い、怖い、怖い、怖い


急いで急いで


早くイヤホンをつけて

早くお布団に潜って

早く薬を流し込んで



神様がお怒りだよ


早く早く早く避難しないと




薬が効くまでの15分



耐えて耐えて耐えて

泣いちゃだめ、弱くなってはだめ




身を守って

自分の身は自分で守らなきゃ





ああ、怖い怖い怖い

だめ、涙溢れるな

落ち着け、落ち着け

紛らわせ、紛らわせ




神様には逆らっちゃいけないよ


そう、だって生きていられるのは
神様のおかげでしょう


神様がくれるお金を
ドブに捨ててるような私が
神様に逆らうなんて許されない

神様がいなくなったら
私は生きられないもの


今の私には、
1人で生きていくためのお金を稼ぐ
体も力もない


だから、辛くても、怖くても
神様に逆らっては、いけない

大丈夫大丈夫
神様が怒るのは時々でしょう

大丈夫、大丈夫、



大丈夫だよね。











ねぇ、でも


私は神様を許さないことが一つある



私が小さい頃
今みたいに神様がお怒りになった時
味わった恐怖は




今も、これからも、忘れられない




それは深く、鋭い、傷



忘れない、忘れられない。







考えて怖くなった


もしも今、神様から離れたとして

私はどこに行くのだろう

何になれるのだろう



神様が味方でなくなった瞬間


私はきっと、ほとんど、1人だ


住む場所も
食べるものも


生活の半分を、失ってしまう


だから私は、逆らえない








お腹が痛い

お腹が痛いよ





離れたいのに、離れられない




どこにいこう

どこにいこう


どこにいけば、いいんだろう