よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と君と生きること



「死んでしまいたい」


そう嘆く人に、私は、何も言えない。


たとえそれが、
知らない人であったとしても、
親友であったとしても、
家族であったとしても。


きっと私は、なにも、できない。



だって私には、その人の痛みなんて
これっぽっちもわからないから。


張り裂けそうなその胸の痛みも

増えていく体の傷も

言葉にならない思いたちも


きっとなに1つ、私は、分かれない。




「大丈夫だよ」

「ずっと側にいるよ」

「素直になりなよ」


そんな綺麗だけでコーティングされた
無責任な言葉達はきっと、

君にはどれ1つ、似合わないから。




君の言葉はきっと、なに1つ、間違っていないよ。

君の恐れるものも、君が拒むものも。
なに1つ、間違ってない。

君がそう思う世界は、そう思うようにできているから。




人は、1人だね。

例えどんなに、どんなに
どんなに大切な人がいても。

君のことをいつでも守れるヒーローになんかは、なれやしないんだ。



それならば、

辛くて辛くて辛くて辛くて

呼吸することさえ、ままならなくなってしまった時、

誰が君を救ってくれる?




それは、君だよ。



君を守れるのは、結局自分だけなんだ。


だから、どうか、
自分だけは、自分の1番側にいてあげてよ。嫌いにならないであげてよ。


私は、君を守りたくても、守れないから。


君が、君を、守ってあげてほしいんだ。



ねえ君を傷つけるものは、なに?


目をぎゅっと、かたく瞑って。

耳を強く、両手で押さえて。

布団に深く、潜り込んで。


さぁまずは、自分で自分の守り方を考えて。


逃げれるところまで、逃げればいいよ。



君を否定する奴らは、全部排除してしまおう。

君をクズだと呼ぶ奴らは、みんなどこかにやってしまおう。



必要ないよ。

君を最低だと、いう人なんて。

君の周りには、いらないよ。



人は、1人だね。


君が涙に暮れる時
側に必ずいてくれる人なんていやしないんだ。

助けてと叫んでも
その声が届く距離にはきっと誰もいやしないんだ。



ずっと君の側にいれる人なんて、いないんだよ。




でもね、ひとつ、どうか知っていて。

私は君の味方だということ。

そしてそう思うのはきっと、
私だけじゃないということ。


側にはいれなくても、
君の味方になってくれる人は、
必ずいるということを。



そうしてその人達はね
君の生存を確認しては思うんだよ。


「今日を生き抜いてくれて、ありがとう」と。





生きる意味なんて、わかりはしないよ。

でも君が今日を生き抜いてくれてたことに、心から感謝している人がいる。


そして君と同じように今日を死ぬ思いで、生き抜いた人がいるんだ。



死にたい死にたい死にたい


それでも

壊れそうな心がばらばらにならないように強く握って、

涙でわけのわからなくなった視界を
必死にくぐり抜けて、


叫んで、泣いて、喚き倒しながら、
今日を生き抜いた人がいるんだ。


そんな人を、私は心から讃えたいよ。


そして、ゆってあげたいんだ。


君は、弱くなんてない。

人一倍傷ついて
人一倍死にそうな思いをして

それでも、こんなに、たくましく生きている。

そんな君が、私には眩しくてしかたないよ。


君はまだ、大丈夫。

こんなところで、終われない。

終われるはず、ないよ。




この世にはいろんな人がいて、それに対していろんな意見がある。


私を正しく理解してくれる人なんて
ほんの一握りだ。


期待しては、信じては、裏切られて
1人になって。
そしてそれを何度も繰り返すたびに
心はどんどんすり減って行って。


人を恨んで、憎んで、もう



もう、いっそ。




でもそう思うたびに


また人を、信じたくなってしまうんだ。




終われないね。


終われるはず、ないよ。



泣き喚いてるうちはまだ、

終われないんだ。


私には、幸せになる、権利がある。


そして君にもきっと、あるはずだよ。


死ということ以外の、幸せを
掴むその権利が君には、あるんだよ。







「生きたい」と願う人


「死んでしまいたい」と嘆く人



どっちが上で、どっちが下で

どっちが正しくて、どっちが間違いなんて

きっとないね。



ただひとつ言えるのは、


「今日を生き抜いてくれてありがとう」

ということ。

ただ、それだけだ。



今日はこのへんで

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photo by noa