よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と病気と言葉



色んな人を、見てきた。



初めて聞く病名に驚く人

厄介者みたいな目で見てくる人

仲間だと言ってくれた人

変わらぬままで接してくれる人





色んな人と、話してきた。


それは甘えだと怒鳴り散らす人

同情した目で見つめた人

上辺で理解するそぶりを見せる人

あたかも理解してるかのように話す人

理解したいと言ってくれた人

理解出来きないのが悔しいと言ってくれた人

治るまで待つと言ってくれた人





色んな人と、触れてきた。


やっぱり自分には無理だと、逃げ出した人

何気ない言葉で、心をえぐった人

涙に沈む夜にそっと、話しかけてくれた人

そのままでいいよと言ってくれた人






色んな人と、出会ってきた。


私の言葉に救われたと言ってくれた人

難病と闘う人

私の言葉を辿ってくれた人

自分のことを話してくれた人

今日を必死で生き抜いた人

まだ生きているのかわからない人

もうこの世にいない人





私はこの病気を通してたくさんの人と

見て、聞いて、触れて、出会ってきた




誰が正義で
誰が悪で



誰が正しくて
誰が間違ってるなんてないけれど





におい

温度

明るさ

柔らかさ

音程



あなたにピタリと合う人が

あなたにとっての大切になる人が

必ず、いるはずだから。


必ずだよ。





世間の偏見は止まないし

不甲斐なさは日々絶えない




それでもどうか、

人を恐れないで

深く関わることを止めないで




あなたを救う誰かと

あなたはきっと会えるはずだから。



そしてその人と巡り会えるまで

きっと、生きていて。




あなたのグレーがかった日々に
色をつけてくれる人が

必ず、いるはずだから。




苦しみは過去へ

喜びは未来へ



どうか、
今日も明日も明後日も

あなたが胸を張って、生きれますように。


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photo by noa