よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と病気とただいま

 

電車に乗れるようになって

季節が巡り夏を越え秋になった

 

2016年9月21日

私は復学を決めた

 

大学初日はたくさんの人と

知り合いの目と

教室の圧迫感に淘汰され

屋上で1人ぎゃんぎゃん泣いた

 

それでも踏ん張って1ヶ月通った

 

大学の授業は楽しかった

学ぶことは楽しかった

大学生のノリにも慣れてきて、友達に怖いと思う事もなくなった

 

だけどそこにできたズレは埋まらなかった

 

友達と話しても、話が合わない

そりゃそうだ私が作って生きている世界は

きっと彼らは見た事もない世界だ

 

そして休学は私に負のステータスとして常につきまとった。

居場所が無かった。

ゼミのみんなは歓迎してくれたが、私の意見は歓迎されなかった。

それは私が、半年遅れた人間だからだ。

苦しみも積み上げれば自信になります

なんてどこかの誰かが言っていたけど

どうだい、社会でそれが歓迎されることなんてほとんどないじゃないか。

 

そして相変わらず、

電車は私にとって苦痛だった。

たかが45分の片道が、私には頼りないイカダで太平洋を横断している気分だった。

それを、毎日。

 

 

「学校どう?」

ふいに聞かれたその質問に

「いや〜あんま行けてないんだよね」と

私が笑っておどけると

彼は「もう?はやくない?」と薄ら笑いで突っぱねた

 

 

昔高校に行けなかった時のことを思い出した

 

 

確かその時も私は

不意に友達に学校に来れてないことを指摘されて、笑って答えてみせた

すると彼女は言ったんだ

「笑って話せちゃう時点で、おかしいよ」

 

 

おかしいかな。

 

でもね

 

笑うしか、ないんだよ。

 

 

 

そう、心で思った。

思う、だけで、言葉には出せなかった。

 

 

 

無理に笑うことは、しないと

復学した時に決めたことだった。

 

平気なフリはしない

無理な元気に明るく振舞わない

 

でもどうしても、私たちは

笑顔という鉄壁を張ってしまう

 

それは周りから、よく思われたいからでもあり

自分が好きな自分でいるためでもあった。

 

 

それでもきっと

大事なことは笑って話してはいけないように

自分にとって大事な事も、笑って話してはいけないのだと思った。

 

 

他に、こんな人もいた。

 

 

学校に行きたくないと、笑いもせずに

苦悩の表情で話をした日、さよならをした後

 

彼は一言、LINEを送ってきた

 

「明日学校ファイトだよ!!!」

 

 

 

 

お前は馬鹿か(こら)

 

 

 

死にそうな顔して行きたくないって言ってる人に、頑張れを押し付ける人。なんて愚かな人。

 

でもね世間に飲まれて生きてる人は

それが普通だから、きっとそう言ってしまう。

彼に悪気は1ミリもない。

 

自分の普通を人に押し付けて来る人は

世の中にたくさんいるよ。

 

「社会ではそれがあたりまえだから」って

おきまりの文句並べて。

 

でもね

頑張ってるか頑張ってないかを決めるのは

自分自身だ

 

だって自分が死ぬ間際に

「お前の人生散々だったな笑」って

人に決められたくないじゃない

私は多分どんな人生でどんな死に方をしても

最期は絶対「あーなんだかんだ楽しかった」

そう思って死にたいもの

 

頑張ってるか頑張ってないか

幸せか幸せじゃないか

良いか良くないか

 

決めるのは全部、自分であっていいはずだ

それが自分が大事に築き上げてきたものなら

尚更の事、人に決められてたまるものか。

 

 

 

病が再発してからもう直ぐ一年が経つ

 

あの頃と病状は良くはなっているけれど

大きな目で見れば何も変わっていなくて

 

ただ1つ言えるのは

あの頃の私は社会に押しつぶされそうになっていて

 

苦しくて

悲しくて

 

とても、弱かった。

 

 

だけど、今は違う

 

自分の価値観を信じて、

社会にながされる事なく生きている。

 

普通なんてないと、胸を張って言える。

 

だから私は写真と一緒に言葉を紡いでいる。

社会に押しつぶされてしまいそうな人に

届いて欲しいとただ、願ってる。

それで助けたいなんて

大それた事は思っていなくて、ただ

琴線に触れたなら、それで十分だ

 

 

 

痛みは覚えていても

それでも確実に風化されてしまう

 

だから私はまた少しずつ、

ここに残していきたいと思う。

  

お布団と社会のちょうど間のとこから 

 

 

 

今日はこのへんで

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