よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と病気と「ここにいたい」

 

 

ふつふつと

いやーな感じが、あたりをくすめてゆく

 

 

最近睡眠が安定しない

 

寒さが増すにつれ

朝が遅くなるにつれ

夜が長くなるにつれ

 

明け方まで寝付けずに

多大な過眠をしてしまう

 

 

睡眠の乱れが自律神経を乱して

 

食欲不振や、痙攣を、引き起こす

 

そうしてどんどん、下の、方へ

暗い暗い、方へ

 

 

 

またあの頃に、戻ってしまうのか。

 

そう考えただけで、ぞっとする。

 

 

もうこの文章を打つ手さえ

痙攣がひどく

何度も何度も打ち間違え、

消しては書いてを繰り返している

 

それが逃れようのない現実を

私に突き刺してくるようで

 

 

水の入ったグラスを手に

薬を、一錠飲む

 

 

ご飯が、美味しくない。

飲み込む、だけ。

 

食卓に、家族と座れない。

 

1人でないと、食べれない。

食卓で、発作を起こしたらどうしようという

あの頃の不安が蘇る

 

 

あんな日々は、もう二度と、ごめんなのに

 

 

どうか自由を、また奪わないで下さい。

 

やっと、ここまで来たから

どうかお願い

 

 

お願いだから。

 

 

もう、これ以上、奪わないで。

 

涙が、溢れて仕方ない。

 

 

落ちるのが、怖い。

 

 

世界から色が、消えてゆく。

温度やにおいが、薄れてゆく。

 

 

冬に私は、生きられない。

 

 

声がかすれ

笑いが消えてゆく

涙だけが、増えてゆく。

 

 

苦しい。

 

 

また闘病生活に戻るのか。

またあの地獄の世界に戻るのかな。

 

いやだ、嫌だ。

 

私はまだ、ここにいたい。

 

ここにいたいのに。

 

 

だれかが足首をぎゅっと掴んで離さない

痛い痛いと叫んでも許してくれない

 

私の意志は、そこにはない。 

 

 

発作を起こしかけながら

この文章を綴る

 

 

それでも心の中で繰り返すだけよりは

言葉にしたほうがいくらかましだ

 

 

なんとなく、わかってるよ。

 

 

 

私はもうすぐ、落ちてしまう

 

どんどん足場が、小さくなっている

 

本当は、怖くて仕方ないよ。

だってまた、「あれ」の中で生きなければいけないんでしょう?

 

 

真っ白の世界。

 

色もにおいも温度もない

誰もいない

 

あるのは痛いみと苦しみと涙だけ。

 

毎日死に怯えながら

布団にくるまってすごす

 

未来なんて見えなくて

わずかな明かりさえも届かない

誰の声も、届かない。

 

 

そんな、場所に。

 

 

恐怖が、しがみついては離れない。

 

 

それでも本当は、最後まで

 

笑って、いたくて

 

泣き顔より弱音より

笑顔を、誰かへの言葉を

残しておきたくて

 

 

だけどそんな強がりも、長くは、続かなくて

 

 

言葉が溢れる。

 

 

 

ねえ、お願い

 

 

助けてよ。

 

 

 

私の足を掴むこいつを、

蹴り飛ばしてよ

 

もう大丈夫だよって

手を掴んで笑って見せてよ

 

 

それでみんなで一緒に下へ落ちてしまっても

笑って見せて

 

真っ暗だねって言って

明かりを灯してみせて

 

それで一緒に梯子をかけて

たまには上から覗いてみたりして

おーい大丈夫かーって

ばかだなあって

大したことないよって顔で笑って見せて

 

 

 

そんな、淡い淡い、夢を見ていたいの。

 

 

 

 

握りしめた拳の中で爪が刺さるよ。

 

痛みで目がさめるようだ。

 

 

私はまだ、ここにいたい。

 

 

いたいよ。

 

 

負けたくない。

 

諦めたくない。

 

 

ここに、いたいんだ。

 

やっと手に入れたこの場所を

手放したくなんてないんだよ。

 

 

悔しい。

 

悔しい悔しい悔しい。

 

 

私は私に負けたくない。

 

 

ここにいたい。

 

ここにいたい。

 

 

居場所を守れ。

 

守れ、私の手で、守るんだ。

 

 

鎖を断ち切れ。

 

 

冷たくても痛くてもはち切れそうでも

 

 

頑張れ。

 

負けるな、負けるな、負けるな。

 

 

君の大切なものだろう

なら、負けるな。

 

 

守るんだ。

 

 

ボロボロになって

寒さに震えが止まらなくても 

 

光が見えるなら、必死にそこを目指せ。

 

 

笑われてもいい

ダサくてもいい

周りと同じでなくてもいい

軽蔑の目を向けられたっていい

見放されたっていい

嫌われたっていい

時間がかかったっていい

 

それでもいいから

 

 

生きろ

 

呼吸をしろ

 

 

誓ったはずだろ

勝つか負けるかなんて分からなくても

 

戦うと。

 

戦い続けると、誓ったはずだろう。

 

 

頑張れ。

 

頑張れ。

 

頑張れ。

 

ふんばれ。

 

 

私はまだ

 

 

「ここにいたい」

 

 

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photo by minto