よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と病気と両親に思う事

 

突然ですが、私は両親が、嫌いです。

 

 

母親は

1人になりたいのに干渉してくるし

家事をしないと怒るし

「なにもできなきんだから」と怒鳴られたこともある

 

時々、私の気持ちなんて何も理解してないような言葉を投げつけてくる

 

朝寝たばかりなのに午前中に無理やり起こしてくるし

体調悪くてご飯が食べれないのに、それも知らずに食べないことにケチをつける

 

 

父親

機嫌が悪い時すごく怖いし

いつも私は家で顔色を伺っているし

人にうるさいって言うくせに自分はサッカー観戦してる時もっとうるさいのに

 

昔小さい頃、お仕置きに洗濯機にいれられた時は本当に怖くて、それが今もトラウマで

ギャン泣きして泣き止まない私を叱りつけ

私は過呼吸に1人で苦しんだ記憶もある

 

学校に行けなかった時もどうしてだと

呆れ笑うように私のことを見てきたその視線を未だに覚えてる

 

 

 

許せない、ことばかり。

 

一度心にできた痣はそう簡単に消えないよ。

 

 

だけどね

 

ちゃんと、わかってるよ。

 

 

朝起きれない私のために

母親が起きやすい目覚ましを買ってきてくれたこと

 

朝少し日差しが入るようにカーテンを少し開けて行ってくれること

 

夜中に地震が来れば、どんなに小さくても必ず部屋に確認に来てくれること

 

大概の悪さは見て見ぬふりして許してくれること

 

私の作ったご飯を美味しい美味しいと山盛り食べてくれること

 

理解しようと、きっと知らないところでたくさん勉強してくれてること

 

学校いくの?じゃなくて

今日は何するの?って聞いてくれること

 

 

ちゃんと、わかってるよ

 

高校の第一志望に合格した時

誰よりもお父さんが喜んでくれたこと

 

周りと同じようにできなくて人一倍

お金をかけてしまっているのに

嫌な顔なんて、辛い顔なんてみせずに

ちゃんと必要な分用意してくれること

 

私たちにはお前の気持ちがわからないから

お前が1番楽な道を選べばいいよと

言ってくれたこと

 

カメラを私に与えてくれたこと

 

最近怒鳴るのを控えてくれてること

 

学校に行け、なんて一度も言わないでいてくれること

 

 

 

子供はちゃんと、わかってる。

 

愛されていること。

 

わかってるよ。

 

 

ねえ、きっと、何度も何度も許しあえるよ

それがきっと、家族だから

 

 

親に何度傷つけられたって

それでも溢れる感謝ばかりがまさってしまって

 

 

ほんとは、震える声でいつもつぶやくの。

 

ごめんなさい。

こんな娘で、ごめんなさい。

期待に応えられない娘でごめんなさい。

普通にできなくて、ごめんなさい。

 

 

働けなかった時

母親が毎月お小遣いにとくれていた1万円

 

姉がそれを知れば
私のことを罵る事をしっているから
母はそっとその言伝の書かれたメモと1万円を隠して渡してくれた

 

20過ぎたいい大人がさあ、

毎月のお小遣いをもらうんだよ。

本当、情けなくてしかたないよねえ。

 

 

 

ごめんなさい、なんて

情けない、なんて

 

そんな風に子供に思わせてしまう親は

ダメな、親でしょうか。

 

 

そんなこと、ないです。

 

私の親はだめなんかじゃないです。

親だって1人の人間で

たった一度の人生を生きていて

できるなら荒波立てることなく幸せにいきたいはずなのに

それなのにこんなアブノーマルを持ってしまって

 

本当は見捨てられたって、おかしくないはずなのに。

 

産んだ方に責任があるなんていうけれど

親からしたら「こんなはずじゃなかった」

 

そうでしょう?

 

親だって1人の人間だから。

 

 

それでも、私をここまで育ててくれた。

見捨てることなく、向き合ってくれた。

 

たくさんたくさん

愛してくれた。

 

 

許せないことなんて、たくさんある

それでもきっと

私たちはちゃんと、愛されてる。

 

もしも

愛されてるのがわからなくなってしまったら

どうか小さな頃を思い出して。

 

 

学校から帰ってきたらあったかいココアを入れてくれたのは誰?

 

涙して帰ってきたら優しく抱きしめてくれたのは誰?

 

朝早く塾に、部活に、学校にいくあなたに

あなたよりもっと早く起きて

お弁当を作ってくれたのは誰?

 

日曜日に、遊びに連れ出してくれたの誰?

 

疲れ眠ったあなたをおぶってくれたのは誰?

 

ショッピングモールでアイスクリームを買ってくれたのは誰?

 

一緒に食べてくれたのは誰?

 

口についたアイスを拭ってくれたのは誰?

 

空が届くほど高く、高く

大きく、持ち上げて

私を喜ばせてくれたのは、誰?

 

 

その笑顔やその温もりを

あなたは、本当に全部、わすれてしまったの?

 

 

大人になるにつれ

会話も触れ合うことも減ってしまって

愛されてることは伝わりにくくなっていく

 

それでも本当は、何も変わってないよ

 

愛は等しく今もなお

あなたにさんさんと、注がれ続けている

 

 

今日は、私の父の誕生日です。

私は小さな贈り物と手紙を書きました。

 

字は少し震えてしまったけれど

それでも伝えたい言葉は、簡単なことでした。

 

 

こんな娘でごめんなさい。

育ててくれて、ありがとう。

これからもどうか、元気でいてね。

お誕生日おめでとう。

 

愛してくれて、ありがとう。

 

 

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photo by kir

 

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