よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と病気と働くこと

 

あさ9時

 

目覚ましで目を覚ます

 

お腹あたりの不快感を少しずつ調整して

ゆっくり体を起こす

朝の香りのアロマを焚いて

カーテンを大きくひらく。

 

朝日が、そこにある。

 

 

私にとって

働けるということは、幸せで

雇ってもらえることは、奇跡です。

 

働くこともできない

学校に行くこともできなかった時

 

自分は

ただ飯を食い、息を吸って吐いて

深い深い眠りにつくだけの塊に見えた

 

社会に居場所がないということは

途方もなく惨めで

生きている理由が、よく、見えなくなる

 

どれだけ叫んでも真っ暗闇で

1人になりたいのに1人になりたくなくて

助けてと叫んでも誰もいなくて

苦しい悲しい悔しいばかりがこぼれ落ちて

どんどんどんどん、落ちて行く。

 

 

働けることは、幸福です。

 

元気なことが、1番です。

 

 

昔の私は

この先また持病が再発したら

その時は私、もう頑張れない

そんな風に思っていた

 

でも今は

大きな朝の青空を見上げられる今は

何度だって受けて立つと

思えるんです。

 

電車に乗れなくなる覚悟も

歩いて帰る覚悟も

発作を起こす覚悟も

 

私はもう、できたんです。

 

だってこれから先何年も

付き合って行くのだから

人生は思ったより、長いのだから。

 

いつかの私に教えてあげたい

誰の声も届かなかった、あの頃の私に

 

大丈夫、大丈夫、大丈夫

そのまま進んでいけば、大丈夫

ひかりはすべての人に必ず平等に降り注ぐから

 

 

私は魚になりたい

冷たい水の中も

荒い波の中も

泳いでいけるような、魚になりたい

 

そうして私の生きる背中が

誰かの光になればいい

 

だから私は、覚悟を決めた

 

生きて行く覚悟を

戦い続ける覚悟を

 

忘れてしまいそうになったら

何度だって思い出そう、誓い直そう

 

電車に乗って写真を撮れる幸福を

海に行ける幸福を

朝日を目一杯浴びれる幸福を

美味しくご飯が食べれる幸福を

働ける幸福を

 

 何かを失ったかい?

何も失ってなんかないよ

自分の力で君は、取り戻したんだ

 

 

転んで大きく擦りむいたって

ほら、もう一回いこうよ

そん時は笑い飛ばしてあげるからさ

 

 

さぁ今日も、

幸福に溺れて生きよう

 

 

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photo by sino