よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と病気と敵意

 

人からの敵意というのを、

一直線に受けるということ。

 

昔、病がひどかった時も敵意を向けられたことはあったけれど、それでもそれは悪魔で他人で

どうでもいい人たちでした。

「私のことを嫌う人たちは私の世界にいらない人よ」

そう言い切り、私は前を向くことができました。

 

でもその敵意を向けてくる人が、

自分にとって血の繋がっている人や

自分にとって大切な人、

もしくは大切な人の大切な人だった時

 

私は同じようにその言葉を言えませんでした。

言ってしまえればどんなに楽だろう

切ってしまえればどんなに楽だろう

 

こころがひどく痛む日々が続いていて

そんな中で私が恐れるのは

新しい病を引き寄せること。そして

夢や勉強を断念することになること。

 

奪われてたまるものかと

必死に抗えば抗うほど、自分の首が絞まっていく

呼吸が浅いのを、実感しています。

 

怖いものから身を守り、

大切なものを抱きしめる。

 

幸せな呼吸がしたい。

お腹いっぱいに吸い込んで、それをそのまま味わいたい。

 

殻に閉じこもりたいわけでもない

 

戦いたいわけでもない 

 

ただ今このバランスを、崩されるのを恐れている。

 

どうにかなると、どうにでもなれと

思いたいのに思いきれない。

 

保守的な私。

 

私の中の私は抗うことをやめないというのに。

 

「言わせたい放題言わせておくな。おまえはいいやつだ。あいつに分からせてやろうよ。」

 

私の涙を知っている私が

必死に私を庇おうとしている。

なんて優しい私の心と脳

 

「人から奪う自己肯定感はどんな味がするんですか?」

 

そう、問いただしてやりたい。

詰め寄って、その首元を思いっきり引っ掴んで、大きな音を立てて壁にぶつけてやりたい。

 

つばを撒き散らして、なんども怒鳴りつけて

何度も壁にその白さを必死に隠している頭を

ぶつけてやりたい。

 

「こうなったのはおまえのせいだ」

ああ、今になって彼女がおまえに言っていたその言葉の意味がよくわかる。よくわかるよ。

 

こうなったのは全部、おまえのせいだよ。

 

 

ああ、、ああ、、なんて、醜い私

こんな私の気持ちをあの人が知ったら

きっと絶望される、軽蔑される。

 

また、敵意を返される。

 

敵意に返す敵意は

それを増幅し拡散させる、魔力がある。

 

私は、人の痛みを知っている。

人は人を殺せるのだ。

 

そういう賢い私が、

抗う私をずっと撫でている。

 

抗う私は知らぬうちにあちこちに傷ができている。無理に暴れたから傷だらけなのだ。

 

賢い私はずっと険しい表情で、抗う私を撫で続け、時折堪えきれず、涙をこぼす。

 

そんな2人をよそ目に

私は何もできないでいる。

 

抗うことも、諦めることも、許すことも

何もできず、ただ自分が壊れていくのを見つめている。

 

可愛い可愛い私の脳と心

何もしてあげられなくてごめんね。

それでもそこにいていいからね。

 

彼女たちを、私は否定しない。

 

しかしそのうちに、きっと壊れてしまうだろう

 

私はどうしたらいいのか分からないまま、

きっとこうして壊れていく。

 

ただ一つ、私が守れるのは

彼女たちを受け止め、愛することだけなのだ。

 

二つがバラバラにならないように

まとめて一つに統合することなのだ。

 

ゆっくりでいい

その過程を踏めばいい

苦しみは永遠じゃない

どうせ100年後にはみんな死んでるんだ

 

囚われないで

苦しみだけにとらわれないで

 

君の世界はもうとっくに、こんなにもひらけている。

 

君が努力して繋いできたたくさんの場所が、大切な人が、仲間がそこかしこにある。

 

大事なのは、君の生きる世界はここだけではないと知ることだ。

 

君は1日にいくつもの世界を行き来していて、

地獄みたいに苦しいのはその一角の世界だけだ。

 

いいかい。

その一角に騙されてはいけないよ。

 

そうすればその一角を失うことになってしまったとしても、君が君の他の世界を失うことは必ずないからね。

 

世界が残っているかぎり

私の中の私は壊れても必ずまた、修復できる。

 

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