よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と病気と就職活動

 

「就職活動」

就職活動(しゅうしょくかつどう)は、職業に就くための活動の総称。 略して、就活(しゅうかつ)とも呼ばれる。

                                               引用Wikipedia

 

 

院を諦めた私

まさか障害をもった自分がやることになるとは思ってもみなかったです。

就活、はじめちゃいました!

 

就活のスローガンを決めた

「NOスーツ、NOひっつめ髪」

 

思想に影響を受けたのは

就活狂想曲

アニメーション「就活狂想曲」 - YouTube

東京藝術大学大学院映像研究科

吉田まほ 2012年度作品

 

パンテーンのCM」

#1000人の就活生のホンネ 1000 Job Hunters' Real Voices 60秒 PANTENE(パンテーン)[TVCM] - YouTube

#1000人の就活生のホンネ

 

面白いので是非見てみてください。

 

就活を初めて約1ヶ月

10社ほど説明会に回りましたが

リクルートスーツを着たのは初めの一回だけ

(しかもそこもむしろ私服でよかった)

今のところ守れてますよ、

そうなんです、意外にいけるもんなんです笑

世の中は少しずつ、でも確実に、よくなっているなと感じました。

 

4大の就活と通信の就活の違い

バイト先の大学4年生の年下大先輩に

たくさんアドバイスをもらいました。

 

一番思ったのは「周りがいなくてよかった」ということです。

通信生の就活は孤独ですが、完全自己流でやれるのですごく楽です。

面接は週に2日まで、もちろん1日1社まで!

一方で先輩たちは周りと同時スタート。

その周りとの比較、競争感に一番苦しんだようでした。

 

 

障害が理由でデメリットになったこと

正直、死ぬほど悔しくて泣いた説明会もありました。

「障害」を理由に、他の新卒とは違う扱いをするところも1つだけですが、ありました。

しかもそこは障がい者の就労支援を事業に行なっているところでした。

すごく悔しくて、そしてショックでした。

帰り道は泣きながら、慣れないパンプスを引きずって帰りました。

 

それでも私が今のところの感想は

意外に中退も通信も、大きな支障にはならないということ。

 

「障害」に関しては、就活というよりも

自分との戦いになってくると思います。

「私に本当に社内で働けるのだろうか」

すごく不安で、そいつのせいでせっかく素敵な会社をみつけても揺らいでしまう。

そういうことはたくさんありました。

 

障害がメリットになったこと

一方で意外にも、就活で「障害」が有利に働くこともありました。

それは、自己分析がかなりできているということです。

それは障害を通して、自分とまっすぐ向き合って自分をよく理解して、味方になろうとし続けてきた経験があるからこそ。

面接で自分のことを話すのはとても簡単でした。

 

揺らぎ

ただ一つ注意するとすればそれは

「親しい人への相談」だと感じました。

特に、親御さんです。

親は子供を、愛しています。

だからこそ、心配も、期待もしてくれます。

しかし就活中の私たちにとって親の意見は

大きな波紋を心に生み出します。

「あれ、私、何がしたいんだっけ」って。

 

「NOスーツNOひっつめ髪」

それは私が私であるために必要なことでした。

でもなんだか、わからなくなってくるのです。

どこからが仮面の私で、

どこからが本当の私なのだろうか、と。

自分の境界線が、ぐにゃりと音を立てて

崩壊が起こります。

 

「就活仮面」

就活を始めて、少したった頃。

ちょうど私たちがビジネスメールの定型文を

学び始めたあたりから、

私たちは否応なく授かるものがあります。

それが「就活仮面」

 

上記アニメーションの中の描写であるような

紫色の主人公はちょうど、まさにそれです。

 

純粋な「なりたい私」

それだけで評価が落ちる社会ならいいけれど

そうでは無いのはやはり現実です。

 

だから私たちは

「世の中や会社が求める私」という

就活仮面を被り、売り込みにいく必要があります。

 

でもね、ずっと就活を続けているとわからなくなるのです。

「あれ、私ってなんだっけ?」って。

 

私は就活を始めた時、

「なりたい私」で挑むことを大切にしました。

だからNOスーツNOひっつめ髪を掲げました。

 

でもその仮面の存在は

面接が上手くいって、手応えを感じながらほくほく歩く帰り道にふと、降ってきたのです。

「認められたけど、さっき私、仮面を被ってた」って、気づくのです。

 

「仮面」は、たいせつです。

自分を強くするために、必要な武器です。

ただ、諸刃の刃であることを私たちは

忘れることなく被り続けていないと

見えていたものまで見えなくなる

誓い合ったはずのことさえ、忘れてしまう

 

だけど「仮面」を妬む必要もないのです。

今は少しだけ、大切な思い出も

置いていく必要があるのだと思います。

全てを背負ったままでは、あまりにもこの荒波は厳しすぎるから。

 

「わたしの夢を奪う、わたしになるな」

                                                       LUMINE

 

仮面を被り、

そしてそれに呑まれない強かな心を持つこと。

そしてなりたい私がそこに、ちゃんと混ぜ込まれていること。

この二つが、自分の輪郭を歪めないために

必要なことだと、

就活を一ヶ月続けた私は思います。

難しいですよね、でも、大丈夫です。

 

就活の形の多様化

私は就活生の中でもまだまだ異色な方です。

ただ、就活の形が

ファックスで履歴書を送っていた時代から

ネットでエントリーできるようになったように時代とともにその形が多様化きてきているのは

確かだと思います。

 

私は就活の全てをバイトルのような

アプリ一本で統括しています。

そして掲げた通りに、リクルートスーツを

全身に身にまとったことはまだ実質ゼロです。

 

中にはスーツを着ることのデメリットさえ生まれると私は感じました。

実質、というのには理由があって

1番最初の会社の説明会は右も左もわからず

とりあえずリクルート様式一式を身にまといました。

しかしそこで感じたのは「スーツは武装である」ということです。

 

それは私たちが仮面の上に鎧まで着てしまうようなイメージ。

そんな完全武装した状態でこられても、

相手も心がどこにあるかなんて、

どんなに優秀な採用担当だって見抜くのは非常に困難です。

 

机の距離は70センチくらいの幅だったはずなのに、私と面接官の心の距離ははるか彼方に感じました。

  

きっとほんの数年後には就活の形はもっともっと多様化していくと思います。

そしてそれがそれぞれに合った形で選択できるようになればいいと思います。

 

 

私たちが就活にぞっとするわけ

今の話の中でもやっぱり

就活って怖いな、、って思うことがたくさんあると思います。

 

でも多分それの根源って

「全ての人が一定のラインに並ばされること」

私たちが就活にぞっとするのは、まさにそこなのではないかと思います。

 

例えば就活メイクセミナーなんてものが

よく四大では開催されています。

あれ、ぞっとしますよね。

 

でも多分そのセミナーが

「貴方達ひとりひとりの個性を引き出すような色使いのメイクで、どんな企業を受けてどんなイメージを与えたいのかによって、

それぞれに適切なメイクを教えます」だったら

私たちはぞっとしないんじゃないでしょうか?

 

某化粧品店に私が就活用にリップを買いに行った時も、私は肌が青よりも黄色よりで、

さらに活発な印象を与えたかったので、

オレンジベージュの口紅を探していました。

しかしBAのお姉さんは「就活セオリーはうちではこの○○番のお色です!!!!」

と、当たり障りのないピンクベージュをゴリ押し。

実際にお姉さんにそのゴリ押し色を唇に乗せてもらった自分を鏡で見て、

私は心底がっかりしました。

まさに「没個性」

そして私は派手すぎず自分の探していた方の色を買って帰りました。笑

 

私は思います、どうか形にとらわれないで。

怖がらないで、と。

 

さいごに

就活は、自分との戦いです。

人との戦いではありません。

 

だから自分が1番やりやすいスタイルで

やればいいと思います。

周りと合わせる必要なんて1ミリもないです。

 

ただ中には、仮面を被らなければいけない事も

多々出てくる事があります。

それでもどうか、仮面に飲まれないで。

なりたい自分は大切に。

だけど少しだけ、

強くなるために、置いていけるものは置いていこう。

 

今日はこのへんで

 

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