よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

私と病気と誰もいない道

誰もいない道が、嫌いだった。昼下がりの午後外に出なくちゃと、ありもしない義務に縛られて、重い足を引っ張るように家を出た外には誰も、いなかった。みんなは、「社会」にいた。学校、会社、電車に車私1人が、この世界にいるようだった。「なにしてるんだ…

私と病気と言葉

色んな人を、見てきた。初めて聞く病名に驚く人厄介者みたいな目で見てくる人仲間だと言ってくれた人変わらぬままで接してくれる人色んな人と、話してきた。それは甘えだと怒鳴り散らす人同情した目で見つめた人上辺で理解するそぶりを見せる人あたかも理解…

私と病気とココア

君とサヨナラした後は、しばらく動けなくなる。改札で君の背中を見送って私は行けないその先を思い描いてはおののいて自分の不甲斐なさに潰れそうになる。 だけど、どうしてだろう。君の隣を歩くと自分が病気なことを、忘れてしまうのは。会いに来てくれてい…

私と病気と短編小説

受験期の話を1つ、しようと思う。高3、夏の初めのころの話。朝6時目覚まし時計が鳴る眠いまぶたを持ち上げて、目を開ける。昨日から用意されたカバンはフックにかかっており、そこに朝日がさんさんとそそかがれていた。身支度を済ませ、余裕を持って家をで…

私と病気と面接

不甲斐ない不甲斐ない不甲斐ない不甲斐ない不甲斐ない不甲斐ない不甲斐ない働くことさえできない自分が不甲斐なくて、しかたない。時間ならいくらでもあります!ガンガン働けます!お店の力になります!言いたくても、言えないことばかりで。世間に迷惑をか…

私と病気と夢

正式に休学することになった。 4月1日 みんなが3年生になったとはしゃぐTwitterのタイムラインを ただぼんやりと見つめいた。 今日からこうして少しずつずれていくのだろうと。 そうしていつか ズレさえもわからなくなって いくのだろうと、思った。 それが…