私と病気と高嶺の花
普通の日常を
当たり前の毎日を
想えば想うほどに
普通の日常が
当たり前の毎日が
限りなく遥か彼方にあるという現実が
深く、胸に突き刺さって
余計に、苦しくなる。
高嶺の花に手を伸ばすことは
なんて過酷なんだろう
手に入れようとすればするほど
棘が痛くて
落ちるたびに、
自分の惨めさを思い知る
こんなんなら、はじめから、
望まなければいい。
欲しいと思わなければいい。
なのに。
ネットに身を委ねれば
そこには私が喉から手が出るほど欲しいものが溢れてて
人と話せば
これ見よがしに見せつけられる。
そこにあるのが当たり前ものを
みんな持ってるのが当然のものを
自分だけがもっていないことを
これっぽっちも受け止められなくて
だから、いくら痛くても
手を伸ばすのをやめるなんて、
今はまだ、無理
私のペースなんて、無理なの。
どうして私なの
なんて
思わない。
勝手に、選ばれたんじゃない
私が、引き寄せた。
そう、思ってるよ。
教えて、教えて、教えて
この真っ暗な灰だらけの気持ちは
誰にぶつけたらいい。
誰なら救ってくれる？
会いたい、会いたい、会いたい
大丈夫
心配
そばにいる
嘘つき。
誰も救ってくれやしない。
誰も引っ張り出してくれやしない。
偽善者
大っ嫌い
勇気を出して
発したSOSだって
誰にも、届きやしない
だって届く距離には、誰もいない
今日はオムライス作りました
お菓子も作りました
あ、そうそう、昨日はDIYも
クリスマスリースを作りました
上っ面、上っ面、上っ面
そうやって何かをしてないと
何かにすがってないと
落ちるからやってるだけだよ
いつだって、
崖の淵ギリギリだからだよ
もしもし
電話をつなげば
通常運転の再開です
楽しく
明るく
笑いに溢れる
病気？なんのこと？
そんな私を、お届けします。
泣けないの
だって笑ってたいもん
だって楽しい話がしたいもん
だって、困らせたくないもん。
文字でなら、いくらでも
どれだけでも、弱音は吐ける
涙も流せる
でも言葉にすると
弱音は隠れて、涙は一滴たりとも
出てくれない
声に促涙作用のある人は
是非よこにご一報くださいね
会いたい
会って
大切な人の胸で
思い切り、泣きたいよ
何も言わなくていいから
気がすむまで泣かせてよ
直接の会話なら
隠せないから、
隠さなくて済むから。
最近夜が、
怖くなくなってきました。
朝も、昼も、夜も
同じになってきたよ。
日が差してても
学校のチャイムが聞こえても
世界は、ずっと、夜です。
苦しいも
怖いも
全部
四六時中
いつも
いつでも
一緒です
前は
金曜や土曜が大好きでした
休みの前の日は
みんなの世界が少しだけ下に
降りてきてくれるから
明日はお仕事も学校もお休みだから
でも今は
今日が何曜日なのかも、
よく、わからない。
日付感覚も、どんどん消えて
1週間の感覚を忘れない
せめてもの方法は
TSUTAYAさん、あなたの
7泊8日に、かかってるんですよ。
いい加減、けじめをつけろ。
いつまでも
手放したくないって
駄々こねるのはやめろ。
何度も決断しては
簡単に揺らぐのも、もうやめろ。
終わらせるんだ
終わらせるんだ
もうこれ以上、巻き込むな。
諦めろ。
失え。
どうしてこうなった
明け方、
朝日差し込むベットの上で
仰向けになった顔の両側から
涙を伝せながら
声を殺して
左手の甲でで口を覆って
心の中で
何度も、何度も繰り返す
どうしてこうなった
どうしてこうなった
どうして、こうなった
答えはきっとずっと
あぁ、
どこへでもいける自転車が欲しいな
