よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と病気と波



体調が、よくなりだして
できることが一つずつ増えて
新しい夢が、できて

希望

とまではいかないけれど

明日を見据える余力くくらいは
できてきて、

できる範囲で、やりたいことが
できることが続くようになっていた。



でも


そんな夢のような日々は
とても些細な体調不良一つで

簡単に、壊れてしまう。

あまりにあっけなく。
もとからそんなものなんて
なにもなかったかのように。


希望はなんて、もろくて
儚いんだろう。



些細な体調不良
それだけで十分
発作の引き金になれる。



土日と、体調を崩した
それでもそろそろ体を動かさなきゃと思って、TSUTAYAに行った


たった、それだけのことで。




発作が、起きた。




外が怖い

人が怖い





対人恐怖症

そんな医学用語が頭を回る





帰り道、1人自転車を漕いだ

肺が痛くなるほど息を吸って
呼吸の仕方が、わからなくなった

苦しくて、涙が出た

悲しくて、嗚咽が出た

悔しくて、悔しくて

深く、息を吸った。




帰り道に
母親に頼まれたコンビニでのお使いさえ
私には、できなかった。


発作が起こって買えなかった



なんて


口が裂けても、言えないから。


忘れた、と、嘘をついた

母親には、叱られた。





憎い

すべての幸せな人が憎くて仕方ない




一度発作が起こった後は
1週間はほとんど家から出られない




なんにも、できない。





先生になる夢は、諦めた。
それは前向きな、サヨナラだった。

新しい夢は
受け止めてくれる旦那さんと
幸せな家庭を築くことだった

それで、十分だと思った


シワの伸びたシャツに
おいしいご飯
あったかいお風呂に
気持ちのいいお布団

そんな家を、作りたいと思った。



ついこの間までは
そうやって前を見据えて
歩いてられた。


でも、発作が起こった今
なにもできなくなった今

そんなことは、これっぽっちも、
考えられやしない。



もし、
このまま病気が治らなかったら?

もし、悪化でもしていたら?




子供は、産める、、、、?





不安や障害は消えない
むしろ増えていくばかりだ


安定は、ほど遠い


大きく波が揺れる、大海原で
1人、帆を立てて進む。


誰か、と助けを求めても
声が届く距離には、誰もいない


波がおさまるのを
必死に帆にしがみついて
待つしかないんだ。



今日も1人

波に揺れる、揺れる


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