よこと病気と○○と

1人の人間として、ありのままをツラツラと。お布団と社会の間から

私と病気と迫る夜

 

いつだって、何歳になったって、

夜が怖い。

 

不安で悲しいことばかりが溢れて

途方もない黒に

どっぷりと、飲み込まれてしまう。

 

いくつになったって、夜は怖いままだ。

 

あの頃と違って、

隣に最愛の人が眠っている。

 

いつものように口を少し開けて

時折寝息を荒げては、すやすやと寝ている。

そんな彼の手を握っていても、

夜の恐怖はやってきてしまう。

 

むかし、「助けて」と

暗い宙に幾度と手を伸ばした。

もし隣に誰かがいてくれたらなんて

何度も妄想した。

 

大人になってわかった

ヒーローなんていやしない。

助けてくれる人なんていない。

たとえそれが新婚ほやほやの愛し合う二人でも。

 

彼への憎悪や悲しみなんて一切れもない。

 

この悲しみから救えるのは、私だけなのだ。

私の1番近くに寄り添えるのは、私だけ。

がんばれ私、今日も夜を乗り切ろう。

いつか不安がなくなって、眠気だけを味わえる絶品の夜をもう一度味わうために。

 

 

唯一の救いは、こんな時間にやってるれている

どこかの誰かの生配信。

 

私以外の誰かが、今もこの世に存在して

起きているということに途方もなく

救われるのだ。

 

あなたも私も、1人じゃないよ。

 

今日はこの辺で。f:id:yoco_0531:20210912044549j:image